BrazeのCurrentsを使ってGCSにエクスポートする

BrazeのCurrentsを使ってGCSにエクスポートする

BrazeのCurrentsを使ってGoogle Cloud Storageへ連携するよ。
Clock Icon2022.12.13

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Brazeブロガーの國崎です。
今回はBrazeのCurrentsを使ってBraze上のイベントデータをGoogle Cloud Storage(以下GCS)にエクスポートするをやってみます。

これを行うとBrazeのイベントデータを自動的にGCSにストリーミングすることができ、そのデータをBigQueryなどに連携して使えるようになります。
とりあえず本記事ではBraze➡︎GCSまでのCurrentsの設定手順を紹介します。

前提条件

  • Google Cloudのプロジェクト設定は完了している
  • Brazeの契約プランにCurrentsを入れている

CurrentsはBrazeのオプション機能になります。
現在使っているBrazeの契約にCurrentsが含まれていない場合はBrazeの担当者へご連絡ください。

GCSの設定

ロールの作成

まずはGCSのIAMと管理の設定を行います。
IAMと管理>ロール>ロールを作成の順に遷移し、ロール作成をします。
gcs_cur1

ロール作成の際に+権限を追加をクリック。
gcs_cur2

以下2つの権限を追加して作成をします。

  • storage.buckets.get
  • storage.objects.create

gcs_cur3

サービスアカウントの作成

IAMと管理>サービスアカウント>サービスアカウントを作成の順に遷移します。
gcs_cur4

先ほど作成したロールを選択してアクセス許可を設定します。
gcs_cur5

サービスアカウントを作成したら右側の3点リーダーから鍵を管理を選択します。
gcs_cur6

秘密鍵の作成をJSON形式で行います。
gcs_cur7

ここで作成されたJSONデータは自動でダウンロードがされます。
このJSONは後ほど使いますので、わかるところに保管しておきます。

バケットの作成

左メニューからCloud Storage > バケットに遷移します。
gcs_cur8

作成からバケットの作成を行います。
gcs_cur9

バケットの作成まで出来たら次はBrazeの設定です。

Brazeの設定

Currentsを開く

Brazeの左メニューからCurrentsを開きます。
新しいCurrentsを作成>Google Cloud Storageデータのエクスポートから遷移します。
gcs_cur10

Currentsで入力

Currentsの各設定項目に入力します。
gcs_cur11

以下認証情報の項目は決められたものを入力します。

  • GCS JSON認証情報…GCSの設定で落としたJSONをアップロード
  • GCSバケット名…GCSの設定で設定したバケット名

あとは今回Currentsでエクスポートしたいデータ項目にチェックを入れます。
今回の手順では全チェックで行きます。

gcs_cur12
gcs_cur13

チェック入れた後はCurrentsを更新したら連携されます。

Currents連携後

Brazeの画面

Currentsに連携後、サイトのセッションや購入イベントを行うと以下のようにCurrents画面ではイベントカウントが計測されます。
gcs_cur14

GCSの画面

バケットの中を見ると一通りのイベントデータが送信されています。 gcs_cur15

上のイベントデータがGCSで確認できてもBrazeの画面ではしばらくイベントカウントが0になっていたので、この辺は若干タイムラグがあると思われます。

とりあえずですが、上記の確認でBrazeとGCSの連携は無事行われてると判断しました。

まとめ

以上、BrazeのCurrentsを使ったGCSへの連携手順の紹介でした。
GCSの設定が慣れてない人にとっては色々と手順が多く感じるかもしれませんが、内容的には特段難しい部分はないかと思います。

GCSに連携した後はBigQueryなどに連携してデータ分析に使っていくのが王道かなと思いますが、このあたりの手順についてはまた別記事でまとめようと思います。

ドキュメント参考

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